金沢工業大学と北菱電興が旭丘コーオプ教育報告会を開催しました
2025年3月19日
金沢工業大学と北菱電興が「旭丘コーオプ教育報告会」を3月12日に開催し、本プログラムに参加した金沢工業大学の学生と当社社員が6か月間の活動の成果を発表しました。
<金沢工業大学 情報フロンティア学部 心理科学科 4年 上月杏純さん>
北菱電興開発センターを舞台にしたコーオプ教育がスタート
コーオプ教育プログラムは、学生が企業の「社員」として、大学で学んだ知識を活かしながら企業の課題解決に取り組む産学協同のプログラムです。学生はキャンパス内だけでは得られない実践的な経験を積み、社員は学生の学術的知見を取り入れつつ共にプロジェクトに取り組むことで成長します。学生と社員が互いに知識や経験を共有し合う貴重な学びの場となります。
2020年よりスタートした金沢工業大学と北菱電興とのコーオプ教育プログラムは、当社いなほ工場を拠点に活動してきました。この取り組みがいなほ工場の従業員の幸福度や職場の雰囲気に良い影響を及ぼしていることから、当社開発センター(旭丘工場)を拠点とする「旭丘コーオプ教育」が2024年10月より始動。第1シーズンとなる今回は、金沢工業大学 情報フロンティア学部 心理科学科 4年の上月杏純さんが参加しました。
<旭丘コーオプ教育第1シーズンに参加した社員と上月さん>
「余裕度天気チェッカー」
今回のコーオプ教育の目的は、「旭丘工場の雰囲気を学術的な見解を取り入れながら改善すること」。特に、協力的な雰囲気づくりを目指して活動してきました。その一環として、「余裕度天気チェッカー」を施策として考案。社員が楽しみながら施策に参加できる工夫に取り組みました。本プログラムに参加した社員からは、「社内では余裕度天気チェッカーに対して、使い方に関する質問だけでなくポジティブな感想も度々いただきました。自分たちの考えた施策が、社内のコミュニケーション活性化のきっかけになったと感じています」とのコメントがありました。
雰囲気改善によって生産性の高い職場づくりを
北菱電興株式会社 代表取締役社長 小倉 一郎
「雰囲気」というのは目に見えないものでありながら、仕事をする上で重要なものです。今回の研究に多くの社員が
協力し、変化を実感しているという成果は喜ばしいことです。この取り組みは、当社の理念「人と人との繋がりと信頼
を大切にし、自らの手で未来を切り拓く」に通じるものがあると感じています。この報告会を契機として、当社の職場
環境が向上し、社員一人一人がいきいきと働ける職場になるよう、全社的にも本活動の考え方が広がっていくことを期待しています。
金沢工業大学 学長 大澤 敏 氏
このコーオプ教育は、学生が社会と接点を持つ仕組みであり、日本の人材育成に貢献するものです。職場に自分の居場所
や安心できる場所があるかどうかは、職場の「雰囲気」に大きく影響します。安心できる場所があれば、挑戦する意欲や
協力する気持ちが生まれ、生産性向上にも繋がります。北菱電興と本学は、そのような関係を築いていると考えており、
今後も長く続くことを願っております。
金沢工業大学と北菱電興は、包括連携協定に基づき、今後も「産学連携による社会へと開かれた人材育成の実現」を目指します。
KITコーオプ教育プログラム
https://www.kanazawa-it.ac.jp/intern/midterm/
金沢工業大学との包括連携協定締結
https://www.hokuryodenko.co.jp/2024/05/5997/